カッティングシート
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シートの貼り方、剥がし方

カッティングシートをキレイに、失敗なく貼るためのコツをご紹介。シートの貼り方には「空貼り」と「水貼り」の2つの方法があり、それぞれ得意分野が違います。どちらの場合もポイントは接着面をキレイにしておくことと、きちんと気泡を抜くことです。それぞれの方法について、手順を追ってご説明していきます。

シートの貼り方には2通りの手順があります。

(用意するもの)スキージ、マスキングテープ、カッター

水を使わずに貼る方法で、手軽に短時間で貼ることができます。貼ったあとの位置の調整はできません。比較的小さいサイズ(幅30cm以下程度)のシートを貼る場合にオススメ。

(用意するもの)スキージ、中性洗剤入りの水(スプレーボトル)、ウエス

中性洗剤(台所用洗剤が中性です)を少量混ぜた水を使う方法です。水を抜くまで、ある程度位置の微調整が可能ですが、準備するものが多く、また施工完了まで時間がかかります。大きめのシートを貼る際にオススメ。小さいサイズのシートには向きません。


用意したい道具・あると便利な道具

 貼る作業時に用意しておきたい道具

スキージ 中性洗剤入りの水 ウエス

スキージ

カッティングシートは、スキージを使って少しづつ貼りこんで行くのが基本。ホームセンターなどで入手できます。表面にフェルトを貼っておくとシートに傷が付きにくくなります。

中性洗剤入りの水

水貼りをする時に必要。中性洗剤と水を1:200の割合で混ぜます。写真のようにスプレーボトルに入れて使用します。スプレーした時に泡が出なくなるくらいの混合率が◎。

ウエス

貼る前の接着面の掃除や、水貼り時に残った水分の拭き取りに使います。タオル等で代用も可能ですが、できるだけケバの出ない素材を使いましょう。

 貼る時・剥がす時にあると便利な道具

ゴムローラー ゴムベラ マスキングテープ

ゴムローラー

貼り付け面積が大きい場合は、ローラーも使いながら貼りこんでいくと便利。均等に力が伝わるので気泡が入りにくくなります。

ゴムベラ

水貼りで、窓ガラスや車体など広い面積に貼る場合に。ゴムベラで水を切りながら貼っていくと効率があがります。

マスキングテープ

貼りこみ作業前に、シートを貼る位置に仮止めするのに使うと便利。空貼り作業時に使います。貼りなおしが可能なので、慎重に貼る位置を決めましょう。
カッター 定規のり剥がしスプレー

カッター

不要な部分を切り取ったり、カッティングシートを貼り付けたあと、残ってしまった細かい気泡を逃がすのに使います。

定規

特に窓ガラスなどに貼る場合、きちんと平行が出ていないと気になるもの。きっちり定規で平行を出しましょう。ノギスもあると便利。

のり剥がしスプレー

カッティングシートを剥がす時に使います。多くの種類がありますが、写真の3M社「クリーナー30」がオススメ。ホームセンター等で入手できます。

シートを剥がす時は…

 ドライヤーを使う方法

 カッティングシートを剥がす際にあると便利なのが、ドライヤーです。シートを暖めながらゆっくりと剥がしていくことで、下地を傷つけることなく剥がすことができます。 大きなシートの場合はシートの端をめくり上げながらドライヤーであたため、ゆっくりと剥がしていきましょう。耐用年数を超えたシートの場合、素材の塩ビが劣化してパリパリになっている事があります。この場合はうまくめくれないので、糊剥がしスプレーを使う方法で。

 糊剥がしスプレーを使う

古いシートの場合や、耐久性の高いシートの場合、剥がした面にのりが残ってしまうことがあります。この場合は、「糊剥がしスプレー」をスプレーし、金属ヘラで慎重に取り除いてください。糊剥がしスプレーは、吹き付けた直後より、数分置いてからの方が効果を発揮します。注意点として、車のボディなど塗装面に対して一度に大量にスプレーしすぎると、塗膜に悪影響を及ぼすことがあります。少しづつ、慎重に使って下さい。

 短期間で剥がしたい、貼り替えたい場合は…

 カッティングシートは、基本的にできるだけ長持ちするように作られています。そのため、簡単にペロリと剥がれる、というわけにはいきません。
短期間しか使わない、イベントなどの掲示物で、終わったら剥がしたい、または季節ごとに貼り替えたいといった用途の場合は、剥がしやすいタイプの短期使用タイプのカッティングシートもご用意できます。詳しくはお問い合わせ下さい。